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矢津利子さんプロフィール
1928年石川県生まれ。1993年クロワッサン黄金の針展入選。1995年金沢ミセスクラフト大賞。1997年クロワッサン黄金の針展佳作。2001年インターナショナル・キルトウィーク部門賞・奨励賞。2002年インターナショナル・キルトウィーク横浜奨励賞(同2005年)。2003年インターナショナル・キルトウィーク横浜優秀賞(同2004年)。2006年インターナショナル・キルトウィーク横浜パッチワーク通信社賞。2007年アーツJクラフツ展ゴールドクリエーター賞(箱根彫刻の森美術館)。2009年東京国際キルトフェスティバル「日本キルト大賞」入選。
六十歳から始めた自分流キルト
矢津さんは、六十歳を迎えた頃から、絹の古布を使って何かを作りたいと、考え始めていたという。二十歳で結婚した後は、産まれ育った金沢で四人の子供を育てながら、夫の経営する会社を手伝ってきた。針仕事には縁のない時期が長らく続いた。
「どうして絹と思ったのか。結婚する前に一年ほど和裁を習ったので、絹が好きになったのかもしれません」
矢津さんの作品にあふれるカラフルな色彩は、個性的で見る人に元気を与えてくれる。この日のいでたちも真赤なセーター。それが銀髪に、よく似合っている。着るものも赤が多くなったのは、六十歳からだったという。
パッチワークは誰かに習ったわけでもなく、また本なども特に見ないで始めた。始めは暮らしの中で使える小ものなどを主に作っていたが、そんな頃、地元・金沢のデパートで雑誌・クロワッサンが主催する「黄金の針展」を見た。
「そうだ、これからは自分のために、大きなタペストリーを作ろう」と決心した。自分がいつでも見たい時に手に取り眺めることができ、そして家族の宝物にも残せる大きなものを作ろうと。
こうした思いで二十年間作りためた作品は三十数枚にもなった。現在は十二畳ほどの部屋にすべて展示され、移動式につるしていつでも見られるようにしてある。その部屋に入ると、エネルギーに包まれ、何ともいえない幸せな気分になる。
………もっと読みたい方は、キルトジャパン1月号をご覧下さい。
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